ご機嫌如何?紅緒です。ではありませんが、いよいよ緊急事態宣言が3/21で解除される予定です。ということで、緊急事態宣言最終日に第16回催事を行います。このイベントで緊急事態宣言を締めくくって頂きたいため、無料にて開催いたします。
内容
山梨県に「おいらん淵」という場所があります。「丹波川本流」という沢登りのコースの一部として愛好家には名の知れた場所ですが、この淵には関東最強の心霊スポットというもう一つの顔があります。戦国時代、武田信玄ゆかりの55人もの遊女(花魁)が非業の死を遂げた場所という言い伝えがあり、この地を訪れた者は遊女に憑かれる、命を狙われる、特に若い男が危ない――などの怪談話が怪談師の語りや実話怪談の書籍に頻繁に登場します。
そんな哀しくも恐ろしい曰くがある地ですが、実は現在おいらん淵として知られる場所は、伝承に登場する場所と異なるとされています。郷土史によれば、真のおいらん淵は3キロほど上流を遡った「藤尾橋」という橋の近くにある「ごりょう滝」と呼ばれる滝であるそう。心霊ファンの間ではある程度知られた話ですが、彼らのブログ等を見てもそれとおぼしき場所を遠巻きに訪れるのみで、藤尾橋に行くだけでほとんどが終了しています。
今回、私たちは伝承で登場する真の花魁淵はどこにあるのかを特定するべく、偽・花魁淵からさらに沢の探検を続け、ごりょう滝を確認、撮影してきました。そして発見した真のおいらん淵で一夜を過ごし、聞いてしまったのです。
そう、あの音を――
おいらん淵伝説のあらまし
——戦国時代、鶏冠山には武田家が所有する黒川金山が存在していた。一帯には鉱山町がつくられ、鉱夫たちの慰安のために遊廓もあり、その隆盛ぶりは黒川千軒と称された。しかし、甲州征伐による武田勝頼の死の後に金山は閉鎖。当時の金山奉行は、金山の秘密が漏れることを恐れて、遊廓にいた55人の遊女と金山に従事した配下の武士を皆殺しにすることを決めた。柳沢川の上に藤蔓で吊った宴台を用意し、その上で酒宴だとして彼女らを舞わせ、舞っている間に蔓を切って宴台もろとも淵に沈めて殺害した——(比留間とくえ著「民間の伝承 おいらん淵 武田勝頼戦国動乱の蔭に」より)
発表者
タッキー
法政大学探検部OB。現役時代は、スリランカ密林遺跡探査、パプアニューギニア、ベネズエラ モノ・グランデ探査等。卒業後怠けていたが、2年前ぐらいから沢登りなどを再開した。現職は某大手新聞社の報道カメラマン。
ガヌマス
東海大学探検会OB。現役時代は、秋田県民間信仰調査、スリランカ密林遺跡探査(2010年調査測量担当、2011年隊長)、その他国内登山、沢登り等。卒業後怠けていたが、2年前ぐらいから沢登りなどを再開した。現職は某ブラック出版社の編集。
日時
20201年3月21日 日曜日 18:00~ 1時間程度
場所
ツイキャスにてオンライン配信
こちらからどうぞ→ https://twitcasting.tv/c:morrly
お店SNSはこちららからご登録ください。→SNS