お酒・食べ物

LINIE

投稿日:2020年1月23日 更新日:

 北欧シリーズ第二弾。今回は南極探検で誰もが知っているアムンゼンの国、ノルウェーのお酒です。

 アクアビット(Aquavit)は、北欧諸国の特産品である「じゃがいもを主原料とした蒸留酒」です。
その名の由来は、ラテン語の「アクア・ヴィテ(生命の水)」からきています。

 LINIE(リニア)のアクアヴィットは北欧のハーブとスパイスを特別なレシピに従ってブレンドし蒸留、製造。 スペインのオロロソシェリー樽に入れられ、さらに熟成させるために世界中の海の旅へと出発します。

 1805年、Lysholm familyがノルウェーから東アジアへ、シェリー樽に詰めたアクアヴィット5樽を含む物品を積んだ船を送りました。 しかし、そのアクアヴィットは売れませんでした。 様々な気候条件の中、波に揺られ赤道(リニア)越えの航海から戻ってくると、風味が向上していたのです。 現在でもその製法を忠実に守り、蒸留したアクアヴィットを5~10年のシェリー樽に詰め、オーストラリアまで航海させて製品化しています。 ラベルの裏には使用された船名、航海期間が記録されています。

テイスティングノート

色:明るい琥珀
鼻:キャラウェイ、アニス、オレンジの皮の魅力的な組み合わせがアロマで際立っており、続いて繊細なバニラの香りが続きます。
口蓋:オークはキャラウェイやアニスと組み合わされて非常に複雑になりますが、古いシェリーの香りは豊かでバランスの取れた風味を与えます。
後味:スパイスとシェリーの余韻がよく構成され、数分間残る。

 リニア・アクアビットの製造元である『アルカス社』は、1996年までノルウェイ王国国営で、現在も王室御用達の蒸留酒です。
 LINIE Aquavitのオリジナルのレシピは、200年以上前に作成されて以来、今も変わっていません。

-お酒・食べ物

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

チーズラグマン

中央アジア、遊牧民、チーズ。ということで、ラグマンにチーズをトッピング。トマトの酸味とチーズのまろやかさが一つになった逸品です。是非一度、ご賞味ください。 チーズで中央アジアの形を表現しようと試みまし …

カール到来

Tシャツ生活4日目。もうすっかりTシャーです。 なんと、東日本から絶滅したカールを入手しました!坂口さんは上海時代でも、そごうで日本の数倍もする高い金を払って食べていたほどのカール好き。今回は兵庫県へ …

Carpano Antica Formula

カルパノ アンティカ フォーミュラは限りなく深くリッチな味わいを細部に渡り追求したプレミアム・ヴェルモットとして1786年に考案されました。イタリアの優良産地の白ワインをベースに世界各地から集められた …

アイスランド特集(補足1)

昨日のW杯、アルゼンチンのメッシは不発で残念でしたが、アイスランドがなんと同点で勝ち点を上げました。この流れに乗って此方のアイスランド特集も盛り上がりたいところ。そこでご用意したお酒の紹介をさせて頂き …

モーミソ解禁・販売開始

気付けば暑さもひと段落し、今年も残すところあと4ヶ月になりました。 さて、今年2月に作成したモーリーミソですが、長い時を経てやっと完成いたしました!塩気の強い味噌になっています。市販品にはない粒の荒々 …