第60回催事
概要
二〇二四年九月八日、計画を立てず、携帯電話を持たず、カメラを持たず、飛行機を使わないと決めて、旅に出た。
偶然に身を任せて、遠くへと行きたかった。
まずは家から西へと歩いた。
二カ月かけて下関にたどり着いた。
もう、家より異国の方が近くなっていた。
それから海を渡った。
フェリー、列車、バスを乗り継いで、韓国を経由し、中国に入った。
中国に入ると、南を目指した。寒かったからだ。
香港まで行くと、春のような暖かさだった。
もう南に向かう必要も、南に向かう道もなかった。
より遠くへ行ける、西へと針路は変わった。
そうしてベトナムへと抜けた。
思い付きから、ハノイで自転車を買い、山を越え、ラオスに入り、大河に沿ってペダルを漕いだ。
ゆっくり進むほどに遠くへ行ける気がした。
タイ北部の町・ノンカイで、針路が北へと変わった。暑かったからだ。
もう一度ハノイに戻ってきたときには、もう列車とバスに乗る気が失せていた。
針路は「遠くへ」から、「帰るべき場所へ」と変わった。
それから長い帰り道が待っていた。
旅が終わったのは二〇二五年九月八日。出発日からちょうど一年が経った日だった。
その旅のことをお話します。
話し手
辻 拓朗(つじ たくろう)
法政大学探検部OB。大学卒業後に出版社に勤務し、3年半で退職。
2024年9月から1年間、放浪の旅に出た。
日時
2月28日(土)開場18:30 開始19:00 約1時間
場所
定員
16名
※予約可 電話、DM、Eメール(morrly314@hotmail.com)にて受付。
(お名前、人数、電話番号をお伝えください。)
参加費
2,000円(1ドリンク付)
※YoutubeにてLive配信予定 → バーモーリーchannel
